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「未知路シリーズ」
未知なる路を巡り、
希少性ある伝統的な技法、豊かな自然を背景に育まれた美しい色彩、
そして現代生活に調和するデザイン性を持つ工芸品を厳選しご紹介します。
傣族(タイ族、ダイ族)手織物
国家級無形文化遺産伝承人、及び無形文化遺産製作工房の職人による手織りのみで作り上げた商品です。昔から伝承されてきた織り機を使用し、1点を作成するには約2週間かかります。
唐の時代から受け継がれている傣族手織り特有の伝統技法で織り上げ、「高潔、吉祥(縁起がいい)、穏やか」を象徴している上品な美しさのある作品です。
自然豊かな中国雲南では、人と植物、動物(象や孔雀など)が共存しており、インテリアのデザインにもモチーフとして多く用いられ、華やかな光沢が特徴です。
伝統技法と現代的なデザインとの融合を通じ、古風な味わいがありながら長くお付き合いいただける作品となります。
工房はメコン川の流域であり、東南アジアの雰囲気も感じていただけます。
白族(ペー族)染物
無形文化遺産伝承人、及び無形文化遺産製作工房の職人による天然染料で染めた商品です。
約1500年前から先住民族(現在の白族)の間で受け継がれて来た、絞り染め特有の伝統技法や、植物由来の染料を用いた自然を感じさせるデザインが特徴的です。清らかさと上品な雰囲気を有する作品です。
自然に囲まれた中国雲南では、人と植物、動物(象や孔雀なども)が共存しており、染め物のデザインにもモチーフとして多く用いられています。絞り染めを行う工程で出現する変化に富んだ紋様と相まって独特の風合いとなります。
伝統技法と現代的なデザインが融合し、古風な味わいがありながら長くお付き合いいただける作品となります。
傣族(タイ族/ダイ族)陶器
無形文化遺産製作工房の職人による手作りの商品です。
雲南省では4000年前には製陶技術があり、その中の傣族(ダイ族)はその技術を包括的に保有しています。
足で蹴って回す「蹴ろくろ」を使用する方法は伝統的であり、緩急がつくことにより、人の手が感じられる不揃いで温かみのある器を作ることができます。
また、現代技術と融合しガス窯で1300度で焼くため、伝統的な風合いも残し、現代的な色彩も感じられます。独特な形状と模様が醸しだす古風な味わいとともに、生き生きとした力強さを感じる作品です。花瓶、装飾品として愛用されています。
工房はメコン川の流域であり、東南アジアの雰囲気も感じられます。
寧州陶器
無形文化遺産伝承人による手作りの商品です。
「寧州」は明の時代で景徳鎮以外の「青花瓷」の重要な窯元の一つです。寧州製陶技術は明朝洪武年間から受け継がれている伝統的な技術で、天然原生矿物釉薬はきめが細かくて滑らかであり、彩り豊かです。
伝統技法を用いて1250度の薪窯で焼かれた陶器は、窯の中で発生するすすや水蒸気などの条件も相まって、陶器の表面に絶妙な模様が形成され薪窯でしかできない質感が現れています。一方ガス窯で焼かれた陶器は、鮮やかな色合いが表現でき、孔雀を想起させる独特な仕上がりとなります。
緻密な技法に裏打ちされながら、この地独特の素材の成分、変化する窯の環境という要素が幾重にも重なり出現する唯一無二の模様と色合いをお楽しみください。